「ラッパのマークの正露丸」この薬にお世話になっていたのは私ではなくだいぶ前に亡くなった叔父さんでした。
いつも何か用を頼もうとするといないので周囲に「どこへ行ったの?」って尋ねると必ず返事が「トイレじゃないの?」って、そのくらいちょくちょく下痢をしていた叔父さんが大好きな缶ピースと一緒に肌身離さず持ち歩いていたのがラッパのマークの正露丸でした。
正露丸は日露戦争の真っ只中、日本軍が私のような下痢をするような兵士がいては使い物にならいと言ったかどうかは不明ですが征露丸としてクレオソートを主剤として製造をして配った常備薬でした。
文字から推察すると攻めるという意味も込められているのでしょう、なかなか力強いネーミングのようですね。
すでに現在では「征露丸」から「正露丸」に名前が変わっています。