国立新美術館で12月23日までクレラー=ミュラー美術館所蔵作品展が開催されてます。
見どころとなる名作はゴッホをはじめとするスーラ他、数多くありますが恐らく一度見れば二度と作品を忘れないだろうと思われう絵がピート・モンドリアン《赤と黄と青のあるコンポジション》ではないかと思います。
友達の大工さんが巧みに差し金を使って板に作図してる姿はまさにモンドリアンのようです。
もちろん友達にモンドリアンといっても、はぁー?でしょうけどね。
このモンドリアンと同じような作品を残した奇才な画家がロシアにいます。
カンディンスキーとマレーヴィチですが、いずれも世界に誇れる巨匠です。
カジミール・マレーヴィチのとても気品ある淑女を描いた並木通りは奥のほうからざわざわした声が聞こえてくるのかと思えるほどです。
もういっぽう、ワシーリー・カンディンスキーはがらっと見方を変えて一つ一つ作品を見るのではなく、作品全部をまとめて一つの絵として見たらこれまた大変調和がとれているなと思ったほど新鮮さが伺えます。