ウズベキスタンでも日本のものづくり

とかく暗いイメージが付きまとうシベリア抑留問題だがウズベキスタンでも日本のものづくりが高く評価されているようです。

明治天皇の玄孫・竹田恒泰先生の番組ではウズベキスタンのナヴォイ劇場は日本の抑留者たちの手によって建てられとい、またその数十年後にタシケントを襲った地震では倒壊しなかったという驚くべき事実があると、そういう尊い話があったとは知りませんでした。

シベリアの抑留されていた時でさえも日本人の日本人らしい心が生き続けていたのかと思うと少しでもそれに近づかなければと思う次第です。

式年遷宮とペレストロイカ

遷御の儀の動画があったので知り合いに紹介したら、分かったっていうので少し突っ込んで聞いたら「ペレストロイカでしょう」って言うので、あれっゴルバチョフ?と冗談のつもりで言ったら笑われました。

もちろん冗談のつもりだ言ったので笑ってもらわないと困るのですがあるいは本当にこの人バカと思われたのかもしれません。

ペレストロイカとは元ソビエト書記長、その後ロシア大統領になったゴルバチョフ氏によって進められた政策。
改築や作り替えという意味があります。
ペレストロイカ перестройка – перестраивать

式年遷宮とは20年に1度、伊勢神宮の内宮と外宮を新しく作り替えて古いお社から新しいお社に神様を移り住んでいただくということなのでぴったりペレストロイカはあてはまります。

もう一つグラスノスチ情報公開もあります。

厳しい雪-グレミツキフ

今年は暖冬だねと言っていた頃が懐かしくなってくるほど年々と寒くなってきた冬。

夏は夏らしく暑くまた冬は冬らしくと当たり前のことなんだけど「もう少し涼しくならないかなぁ、もう少し暖かくなってくれればいいのになぁ」とつい言ってしまう。これ皆不平不満から出る言葉。

ロシアの冬は厳しい。

「北極圏あたりの人がモスクワに来ると何だかここは暑くて埃っぽくて住みにくい」と知り合いの先生が冗談のようにおっしゃっていたことがありましたがもう少し感謝があれば不平不満も言わずにすむのかなぁと感じます。


題名「水運び屋
ウラジーミル・グレミツキフ ホームページ
ギャラリーエルミタージュ内
リアリズムの巨匠が描いた厳しい冬の雪の上をソリで走る水を運びに従事している男を描いた力作。

今日はプラズニク成人の日

成人の皆様おめでとうございます。

ロシアではまだ新年を祝っている方もいらっしゃるようでございます。

ロシア的にいうと今日はプラズニク成人の日、若い皆様にお祝いをして今後の活躍を期待したいと思います。

プラズニク праздник
祝日

「悲しき天使」エファージュのCM、ロシア民謡

数年ほど前から流れているCMなのにかかっている曲がロシア民謡だとは以外にも知られていないのが残念。

サントリーの化粧品のCMで「ハリは、60代こそ。」と富司純子さん登場のシーンに流れている曲がロシア民謡「悲しき天使」。

あまりにも艶やかな着物姿には美の頂点に達しているようでもあります。

メリー・ホプキンが歌って大ヒットした曲。

ロシア語の題名は「長い道」

悲しき天使 Дорогой длинною

歌川国芳「大願成就有ヶ瀧縞」滝にうたれる

大変気持ち悪い絵があるから見て欲しいと依頼があったので画像送ってもらいました。

ことのいきさつは、この絵を持っているおかげで男女関係がうまくいかなく大変ぎくしゃくしているから売りたいとのこと。

なぜかというと左上の女の絵が幽霊だと言うのです。言われればそうなのかなぁとも思えないわけではないのですがとにかく気持ちが悪いの一点張り。

早速、知人の浮世絵コレクターに連絡をとり見てもらったところ「状態も良さそうだし大変図柄が良い絵。左上の女は滝に打たれている、大変縁起ものだ。決して幽霊なんかじゃないので安心しろ」との回答でした。

そういえば昔から何かの願をかける時には水垢離をとって願いを叶えてもらうという修行があるように、まさにこの絵も題名どおり「大願成就・・・」とあって、一心に祈願をする様を描いた国芳の懇親の力を注いだ作といっても過言ではないでしょうか。

依頼主に話したら心が落ち着いたせいか朗らかになったようです。

ちなみにこの絵以外に同じような絵が数枚あったようです。おそらくシリーズものだったのでしょうが絵が完全に揃っていたら相当なものだったのでしょう。大変残念です。

Kuniyoshi
歌川国芳「大願成就有ヶ瀧縞」

歌川広重

二つの苗字-ミトゥーリチ

ロシアには父称があると以前に書いたことがあります。

父称以外に苗字を2つ持っている画家もいます。

例えばロシア芸術アカデミー正会員Митурич-Хлебников, Май Петровичの場合、Майが名前、Петровичが父称、Митурич-Хлебниковが2つの苗字となります。

普通父親の苗字ですが場合によっては母親の苗字も一緒に使うこともあります。

遅い初詣

yasukuni
靖国神社

新年八日目にしてやっと初詣でございます。

午後お参りに行きましたが午前中はそう寒くはなく、午後から曇りだしたものの参拝には支障きたしませんでした。参拝客も画像のとおり1週間も経てば人もまばらです。

日本のために準じた246万の英霊に今日の繁栄の有り難さを噛み締めながらお参りをしました。

おじさんの常備薬「ラッパのマークの正露丸」

「ラッパのマークの正露丸」この薬にお世話になっていたのは私ではなくだいぶ前に亡くなった叔父さんでした。

いつも何か用を頼もうとするといないので周囲に「どこへ行ったの?」って尋ねると必ず返事が「トイレじゃないの?」って、そのくらいちょくちょく下痢をしていた叔父さんが大好きな缶ピースと一緒に肌身離さず持ち歩いていたのがラッパのマークの正露丸でした。

正露丸は日露戦争の真っ只中、日本軍が私のような下痢をするような兵士がいては使い物にならいと言ったかどうかは不明ですが征露丸としてクレオソートを主剤として製造をして配った常備薬でした。

文字から推察すると攻めるという意味も込められているのでしょう、なかなか力強いネーミングのようですね。
すでに現在では「征露丸」から「正露丸」に名前が変わっています。

seirogan
大幸薬品