絵のクリーニングにはジャガイモ

古い埃をかぶった絵を元通り綺麗にするには当然のことながら專門の修復家に頼むのが一番の良い方法ですがあるとき日頃お世話になっている櫻井先生がヤニをとって綺麗にしてあげるっていうので、「来るときジャガイモを1個買ってきてくれ」っていうのです。

クリーニングした後はカレーでも作るのか、しかし人参や玉ねぎはどうするの?肉は頼まれてないしと不可解に思いながら先生のお宅におじゃまし、まぁとりあえずそばにいて指図通り動けばいいやと心に決めて用を言いつけられるのを待ってました。

そしたら、どうしたと思います?

いきなり大根おろしにジャガイモをすって、それをふきんでつまんで絵にこすり始めたんですね。

「どうだ、ヤニが少しづつとれてきただろう」と、よく見ると、かなり色褪せをしヤニがついて黒ずんでいた絵がみるみるうちにかなりの明るさを取り戻し始めたのには驚いてしまいました。

先生ご自身の作品だっったので別にどおってことはありませんでしたが、決してお勧めできるやり方ではありませんのご注意ください。

バルチック艦隊の故郷

ラトビア共和国リエパヤ港を出発した当時世界最強の海軍バルチック艦隊、そして一方待ち受ける東洋の小国日本は東郷平八郎率いる連合艦隊。

これ100年前の話でアートや画廊の話とはまったく無関係ですが昨日、NHKのドラマ「朝の画廊」をとりあげたので今日も昨日に引き続きドラマについて少し触れてみました。

負けた側にも配慮をした振る舞いは今も通じることで、仕事に置き換えるとただ売るというのじゃなく必死に描いた画家の気持ちを察するとその絵をいかに大切にしていただくことを考えるのも画廊の役目ではないかと思います。

小説「坂の上の雲」
東郷平八郎元帥
乃木希典大将

旧公式名はリバヴァ
Лиепайский порт