朝の画廊

かなり昔になりますが天下のNHKさんで画廊をテーマにした放送がありました。
リンクには台本の検索があったのですが残念なことに資料はどうも残っていないようです。

台本なかったので勝手にあらすじを書くと初老の夫婦がいて毎朝早起きをし旦那さんが犬の散歩をするのが日課。
帰ってくると温かいコーヒーが待っている。
もちろんBLACK無糖ではないでしょう。
奥さんの入れたミルクと砂糖2個の少々甘いかなぁと思えるコーヒーを飲みながらロシア絵画でも見ていたのだろう。

「もう、開店の時刻だ、そろそろカーテンを開けなければ。」
ビルの影から眩しく光が注いできた。
「こんにちは、こないだの絵まだありますか?」
「あ、あのスーリコフのね。」
「その後何人かご覧になっていったお客様がいましてね・・・」
「スーリコフに関心を持たれるお客様はわりと多いんですよ、特に年配の方が懐かしがられるようでね・・・」

と、こんな感じにストーリーは展開したのでは?

NHK「朝の画廊」
初回が1963年10月13日(日)総合テレビ
出演者
徳大寺 伸,真智 恵子,高森 和子,鮎川十糸子,遠山 二郎
下記リンクをクリックしていただき「朝の画廊」で検索していただくと番組表が見れます。
NHK番組表「朝の画廊

気に入った絵を探すには画廊でしょう

今、売買されている油絵または版画やリトグラフを含めて実に多くの絵画が存在する中、自分の気に入った絵を探すのは長期の根気の入る作業になってしまいます。

それこそこの作業を誰かに頼みたいとそう思うはずです。

それで画廊というお店が一役買うわけです。

フランス絵画の得意な画廊さん、イタリアの画家はお任せという画廊さんと、とにかく一流の画廊さんが日本には多くあります。

こういった專門家のアドバイスを受けながら自分の予算に合った作家を見つけるのがまずはよろしいかと思います。

 

ノーマン・ロックウェルを掛けてあるサロン

絵には到底縁のないと思っていたヘアーカットをしている友人のサロンへ訪れたときカット用の鏡のふと横を見るとけばけばしくない上品な額に収められている版画が1枚ありました。

おまわりさんと子供がまるで古くからの友人のごとく親しげに話をしている光景は年齢差を超えた信頼関係があることを示しているようでもありました。

当時ノーマン・ロックウェルという作家に関して友人に聞くまでは知りませんでした。

全く興味のない作品でしたがその購入動機を聞いた時には絵の中にある雰囲気が自分のイメージにピッタリ合ったことを感じました。

「この絵はジグレといって・・・・・・」と説明してくれたことを思い出しながら、今なお掛けてある作品を見ながらカットしてもらう一時はヘアーギャラリーかヘアー画廊でカットをしてもらっているんだとでもいいたくなるようなそういう贅沢を味わいます。

Noman
「THE RUNAWAY」
アメリカの画家ノーマン・ロックウェル(Norman Rockwell)