絵を見る時迷ったら額から外す

売られている絵を買うとき迷うのと同じ、額縁にも金箔や銀箔の額縁、アンティーク調の額縁そして色も艶が消してあるものや艶有りなど多種多様、選ぶのもかなり苦労します。

絵を買う場合の立場としては額縁に入れられている絵を見るとみんなよくなってしまいます。

それもそのはず絵をみるというより額縁を見てしまうからです。

経験豊富な画廊さんの意見も取り入れながら、もし作品を選ぶのに迷いがあった場合は一旦額から絵を外して絵だけを見るのも良いかと思います。

すごく極端になりますが、100号くらい大きな絵になると額が無くても立派でしょ、それと同じだと思った方がいいと思います。

逆に額縁を買う場合は絵をはめて確認するとまた違った見方が生まれるでしょう。

対馬で亡くなった有名海洋画家-イグナツィス

イグナツィス,ワシーリ・ワシーリエヴィチ
Игнациус, Василий Васильевич
海洋風景画家
ヴァシーリー・ヴェレシチャーギンについては後日、弊ブログにて取り上げる予定です。
Верещагин, Василий Васильевич

海洋風景画家にはアイヴァゾフスキーというロシアの宝が有名ですがもう一人遠く離れた対馬で使命を全うした画家もいます。

それが画家イグナツィスです。

和食が無形文化遺産になった

世界に冠たる浮世絵もさることながら、ついさきほどバクー油田で有名な旧ソ連アゼルバイジャンで開かれているユネスコ無形文化遺産の委員会で日本の「和食」が無形文化遺産登録されという知らせは9月に東京オリンピック2020が決まったと同様日本が世界に誇れる文化がさらに増えそれが大きな核となって世界のリーダーになれるよいチャンスを頂いたようなそういう予感がしました。

和食をロシア語だとвасёку、発音だとヴァショクとなりますがやはりЯпонская кухняヤポンスカヤ クーフニャの方がよく使われるようです。

 

絵のクリーニングにはジャガイモ

古い埃をかぶった絵を元通り綺麗にするには当然のことながら專門の修復家に頼むのが一番の良い方法ですがあるとき日頃お世話になっている櫻井先生がヤニをとって綺麗にしてあげるっていうので、「来るときジャガイモを1個買ってきてくれ」っていうのです。

クリーニングした後はカレーでも作るのか、しかし人参や玉ねぎはどうするの?肉は頼まれてないしと不可解に思いながら先生のお宅におじゃまし、まぁとりあえずそばにいて指図通り動けばいいやと心に決めて用を言いつけられるのを待ってました。

そしたら、どうしたと思います?

いきなり大根おろしにジャガイモをすって、それをふきんでつまんで絵にこすり始めたんですね。

「どうだ、ヤニが少しづつとれてきただろう」と、よく見ると、かなり色褪せをしヤニがついて黒ずんでいた絵がみるみるうちにかなりの明るさを取り戻し始めたのには驚いてしまいました。

先生ご自身の作品だっったので別にどおってことはありませんでしたが、決してお勧めできるやり方ではありませんのご注意ください。

バルチック艦隊の故郷

ラトビア共和国リエパヤ港を出発した当時世界最強の海軍バルチック艦隊、そして一方待ち受ける東洋の小国日本は東郷平八郎率いる連合艦隊。

これ100年前の話でアートや画廊の話とはまったく無関係ですが昨日、NHKのドラマ「朝の画廊」をとりあげたので今日も昨日に引き続きドラマについて少し触れてみました。

負けた側にも配慮をした振る舞いは今も通じることで、仕事に置き換えるとただ売るというのじゃなく必死に描いた画家の気持ちを察するとその絵をいかに大切にしていただくことを考えるのも画廊の役目ではないかと思います。

小説「坂の上の雲」
東郷平八郎元帥
乃木希典大将

旧公式名はリバヴァ
Лиепайский порт

 

朝の画廊

かなり昔になりますが天下のNHKさんで画廊をテーマにした放送がありました。
リンクには台本の検索があったのですが残念なことに資料はどうも残っていないようです。

台本なかったので勝手にあらすじを書くと初老の夫婦がいて毎朝早起きをし旦那さんが犬の散歩をするのが日課。
帰ってくると温かいコーヒーが待っている。
もちろんBLACK無糖ではないでしょう。
奥さんの入れたミルクと砂糖2個の少々甘いかなぁと思えるコーヒーを飲みながらロシア絵画でも見ていたのだろう。

「もう、開店の時刻だ、そろそろカーテンを開けなければ。」
ビルの影から眩しく光が注いできた。
「こんにちは、こないだの絵まだありますか?」
「あ、あのスーリコフのね。」
「その後何人かご覧になっていったお客様がいましてね・・・」
「スーリコフに関心を持たれるお客様はわりと多いんですよ、特に年配の方が懐かしがられるようでね・・・」

と、こんな感じにストーリーは展開したのでは?

NHK「朝の画廊」
初回が1963年10月13日(日)総合テレビ
出演者
徳大寺 伸,真智 恵子,高森 和子,鮎川十糸子,遠山 二郎
下記リンクをクリックしていただき「朝の画廊」で検索していただくと番組表が見れます。
NHK番組表「朝の画廊

気に入った絵を探すには画廊でしょう

今、売買されている油絵または版画やリトグラフを含めて実に多くの絵画が存在する中、自分の気に入った絵を探すのは長期の根気の入る作業になってしまいます。

それこそこの作業を誰かに頼みたいとそう思うはずです。

それで画廊というお店が一役買うわけです。

フランス絵画の得意な画廊さん、イタリアの画家はお任せという画廊さんと、とにかく一流の画廊さんが日本には多くあります。

こういった專門家のアドバイスを受けながら自分の予算に合った作家を見つけるのがまずはよろしいかと思います。

 

ノーマン・ロックウェルを掛けてあるサロン

絵には到底縁のないと思っていたヘアーカットをしている友人のサロンへ訪れたときカット用の鏡のふと横を見るとけばけばしくない上品な額に収められている版画が1枚ありました。

おまわりさんと子供がまるで古くからの友人のごとく親しげに話をしている光景は年齢差を超えた信頼関係があることを示しているようでもありました。

当時ノーマン・ロックウェルという作家に関して友人に聞くまでは知りませんでした。

全く興味のない作品でしたがその購入動機を聞いた時には絵の中にある雰囲気が自分のイメージにピッタリ合ったことを感じました。

「この絵はジグレといって・・・・・・」と説明してくれたことを思い出しながら、今なお掛けてある作品を見ながらカットしてもらう一時はヘアーギャラリーかヘアー画廊でカットをしてもらっているんだとでもいいたくなるようなそういう贅沢を味わいます。

Noman
「THE RUNAWAY」
アメリカの画家ノーマン・ロックウェル(Norman Rockwell)

修道院と教会は別でした

神社をお参りしお寺にもお参りする者からみて修道院と教会は同じものだと思っていたのは大変間違いであったことを知りました。

よく考えてみるとお寺にはお坊さん、神社には巫女さんがいてその役割は全く違うことを考えれば修道院と教会が違うのは当たり前。

修道院(монастырь)とは大きな町を形成してその中で一緒に住んでいる人がいて、そして一方教会(церковь)は単に礼拝するところであると。

修道士(монах)と修道女(монахиня)は修道院から報酬はないようです。

聞いてみるものです。

 

ギャラリー「欲望の画廊」

映画「ギャラリー 欲望の画廊」があるって知ったのは制作されて4年後、つまりさっきなんです。なんとお粗末。

DVDがあるかと思ったら売り切れ、しょうがないからDVD販売の予告シーンにゴッホやルノワールが出てくるわけがないと思いながらあらすじ見て終わり。

残念でした。

日本の映画やドラマには画廊ネタの登場はあまり聞いたことありませんが今後の期待をします。