画廊とは

『画廊』という二文字の中に二つの重要な意味があります。

『画』を類似する二字熟語は絵画、画家、画商、水彩画なと絵に関する漢字。

そしてもう片方の『廊』は廊下、回廊があり、通路を意味する漢字。
回廊は仏教用語で廻り開帳という形をとって信者がぐるっと廻りながら見れるようにしてある廊下。
これはギャラリーという観点からすると中央の一点に注目させる形となっています。

画は漢字の形から見様によってはキャンバスや四角い紙ではないかと検討がつきますが、廊の二字熟語、廊下は少々首をひねりました。

廊下は壁に掛けてある作品を観客が歩きながら楽しむという趣向で回廊とは正反対の趣がありこれもまた楽しいものであります。

漢字を分解すると何気なく使っていた文字にも大切な意味が込められていると実感します。

ロシアのクリスマスは1月7日

もうじき皆様が楽しみにしているクリスマがやってきますがロシア正教のクリスマスは1月の7日にお祝いするそうです。暦の関係から少し遅れてのクリスマスです。

街はすでにクリスマスモード全開です。
今年のサンタさんには是非とも国が元気になる心をプレゼントしていただきたいと切に願います。

夜長にサンタが飛び交っているファンタスティックな光景は絵にして画廊に展示しておくのも決して悪くはないでしょう。

1月6日-12月24日(教会の旧暦)クリスマスイブ
1月7日-12月25日クリスマス
クリスマスは12月24日から25日まで祝い、1月6日から7日の晩まで祝う
1月13日-12月31日(教会の旧暦)
1月13日は旧暦の新年
教会はユリウス暦を使用

С Рождеством Христовым!
メリークリスマス
Сочельник
クリスマスイブ

ロシアにはユリウス暦とグレゴリオ暦があります。
юлианский календарь
григорианский календарь

銀座と金座

銀座は言わずと知れた高級クラブや美術品、絵画を扱う画廊が多い地域であることはご承知でしょうがさて金座とは何かと言われると大半の人は返答に困るでしょう。

偉そうに質問を投げかけた割には江戸時代に金貨を鋳造したところくらいしか知りません。

では、銀座のもとの意味はというとこれまた先ほどの金貨と同じく銀貨を鋳造したことが始まりだそです。

かなり余談ですが銀座をテーマにした曲には超有名な「銀座の恋の物語」「二人の銀座」や曲名不明の銀座の柳の下・・・云々とか銀座銀座銀座・・・云々などあります。

 

バカバカしい額縁の再利用

本当に苦労するのが古くなった傷だらけの額縁の処分の仕方です。

大きくて捨てるのに捨てられなく、いざ処分しようとすると愛着があってなかなか手放す気になれないといった方が多いことでしょう。

これ、実は裏ワザがあるんですよって言いたいところですがありません。

それじゃしょうがないんで、気むずかしいソビエト絵画よりもたまには気分転換にいくつかバカバカしい額縁の再利用を提案します。

※キャンバスとガラスを取った枠の状態であることが条件になります。

1)裏側に夏場の虫除けのネットを張る。

2)2枚あれば大工さんに頼んで敷居、鴨居を作ってもらって引き戸にするとか。

3)大きめのカレンダーがあれば裏側からボードを固定し手前にキャンバス代わりにカレンダーを貼れば立派な絵画に早変わり、多分。

4)以前、虫除けのCMでマトリョーシカ人形の格好をしたふくよかな女性3人がいましたが、虫除けのネットではありませんが金網に変えれば高級篩(ふるい)に早変わりします。

5)現実、四角じゃ無理なんですが、フラフープにするとか。

6)クラシック調の額縁は使いように依ってはピザ生地の型にするのは斬新かも。

 

綿(わた)と同じ発音する外国語がある

布団や服でいつもお世話になっている『綿』本当にお疲れ様と申し上げたいこの繊維、実はロシア語でも『わた』は『ワタ』と発音して日本と同じなんです。

ただ意味としてはロシアのワタの場合はあの白いふわっとしたものを意味するようで、植物の綿はХлопокフローポクとちょっと訛った発音になりましたがこうなります。

布地について触れたので触れたついでに話がだいぶそれますが油絵にはキャンバスを用いいますが、一方キャラコという洗濯のりがたっぷりときいた白い布があります。昔、この布地にペンキで文字を書いたことあります。大変書きにくく、にじみ苦労した経験があります。

マトリョーシカ作り方

どうやったらロシアの伝統的な人形マトリョーシカを描くことができるか、どのようにして色付けをしたら良いだろうか大変興味ある分野ですしまた知らない世界でもあります。

ここではマトリョーシカの描く工程のリンクを貼ってみました。

初心者でも分かりやすく説明しているので見よう見まねでオリジナルのマトリョーシカに挑戦も悪くないでしょうね。

※下記リンクでリンク切れがありましたらご連絡していただければありがたいです。
なおご連絡頂いた方には別のリンク先をご紹介させていただこうと思います。

まず輪郭を鉛筆でマトリョーシカの顔を描いていきます。
下書きをした次にアクリルで塗っていきます。
目を入れ、赤く口紅を塗り、髪の毛を描いて、スカーフを青色で塗り、そしてようやく仕上がりとなります。

機械で白木の原木を筒状に削る

大変綺麗な美女・マトリョーシカの模様を描く

鉛筆で下地を描きながら塗りつける。可愛い目が特徴。

新聞紙で作るマトリョーシカ。子供の時に作った水に濡らした新聞紙を固めて作るお面の要領。

イコン風のマトリョーシカ、ファシズムのマトリョーシカ等

マトリョーシカの製造工程。
まず内側の小さなマトリョーシカを型どって、その次にそのマトリョーシカを包むマトリョーシカを作り、次第に大きなマトリョーシカを作っているところに注目。

matoryo
白木マトリョーシカ(Матрёшка)
白木の素材のままですがトールペイントでオリジナルのマトリョーシカに変身します。

マトリョーシカの歌

Hermitageは隠れ家

弊ホームページの名前に使用しているエルミタージュ『Hermitage』。

昔使っていた古い英和辞典を紐解くと、「隠者のすみか、庵(いおり)、寂しい一軒家」とあります。

ギャラリーエルミタージュを開設したころはHermitageがフランス語だとは知る由もなく単に響きが良く絵画に合うだろうというくらいの気持ちでした。

話はそれますが例えば『庵』音読みでは『あん』、訓読みでは『いおり』、少しずつ漢字を覚えてきた友人に音訓の違いを説明するのには至難の業です。

 

 

 

展覧会の絵を聞きながら絵画鑑賞

「展覧会の絵」とはロシアの偉大な作曲家ムソルグスキー作曲によるものです。

美術、芸術関係の番組で度々使用されている名曲です。聞けばなるほどなぁーとお分かりになるでしょう。

Мусоргский Модест Петрович
モデスト・ムソルグスキー(1839-1881)
Картинки с выставки
展覧会の絵

絵画展で絵を掛ける場合一番目立つ位置

国立新美術館で日展の絵画展が開催され知り合いの作家もあるのでどれどれといった感じで鑑賞することがありますがどれも甲乙つけがたい作品ばかり。会場は広く作品も100号の大きいものばかり。

どこに掛けるのが一番よいかメインになるところは入口の付近とか受賞者はこの位置と決まっているようですがかつて絵画展で出品する場合どこに掛けたら一番目立ちますか?という質問をされた方がおります。万策尽きて出品者にしてみれば必死だったんでしょう。

その絵画展で一番メインとなる作家さんの作品の隣にさりげなく掛けてあれば否応なしに注目されるんじゃないですか、と当たり障りなくこのようにお返ししたことあります。

一にも二にも腕を磨くことでしょうね。

日光東照宮を描いた画家-ヴェレシチャーギン

ワシーリー・ヴェレシチャーギン
Верещагин, Василий Васильевич
«Шинтоистский храм в Никко»

日露戦争真っ只中1904年マカロフ提督と一緒に旅順で撃沈されたヴェレシチャーギンは日光東照宮を描いた作品があります。

その他にも「日本の女の子」「虚無僧」があります。