絵画と住宅問題

絵を飾る場合第一に考えなくてはいけないのが一体どこに絵を掛けるかとなります。

玄関上がって居間に通されるととそこは洋間でソファーが置かれその前には大型の液晶テレビがどーんと構えています。食器棚が並び趣味のゴルフバックがあったりその隙間にカレンダーが肩身が狭そうに掛けられているいった部屋があります。

寝室には洋服ダンスをはじめ桐の箪笥があり絵の掛けられる隙間がないのが実情なんです。

2階屋の場合だと階段に飾れば立派なギャラリーに変身しそうなんですがこれも無理で、階段の幅が狭い。踊り場があればせいぜい4号程度の額ならなんとかいけそうな気もしますが、さてぴったりとしたサイズの絵があるかとなるとそこでまた悩みます。

額縁にこだわらなければ絵はいたるところに飾れるんです。小品でも片方の幅が10㎝くらい、それ✕2となると20㎝、3号で27㎝として合わせて約50センチ。どう転んでも大きい額。この厚みが狭い部屋に不適当。ネックですよね。

パンと塩でオモテナシ

「パンに塩をかける」
ロシア料理のレシピを書こうとしているわけでなく、実は昔から伝わっているお客をもてなす時の古いしきたりなんだそうです。結婚式にも行われていたみたいですが現在は必ずしも全部が全部そうしているわけではないそうです。ロシア文化を知る上で興味ある伝承です。

そう、思い出してください日本文化「オモテナシ」。オモテナシは世界共通語になろうとしていている今、世界にもっとアピールせねばと思います。
また話がそれましたが、本題に戻ると例えば結婚式の場合パンの上に塩をふりかけて食べるシーンがあります。お汁粉に塩を加えるとさらに甘みを増すことを知っている甘党にとって、甘みのないパンに塩とはなんとも奇妙な取り組み合わせにみえてしまいます。

北のカナリアたちで名曲カリンカ!

「北のカナリアたち」
出演:吉永小百合 宮崎あおい
あらすじ:20年前に北海道の離島で起こった事件についての話

生徒の一人の男の子が突然突拍子もない声を出したので、教師役の吉永小百合さんが機転を利かせてすぐさまピアノの鍵盤叩きながら、カー、カー、カーと発するとすかさず男の子も甲高い声を出して合わせるようにカー、カーと、まさかカラスの歌を歌うわけではないだろうなと、そうしたらリー、リー、リーが始まり男の子もリー、リー、リーと調子づいてきました。

あれっ、まさかあの名曲ではないでしょうね?・・・、お見事予感的中。
カーリンカカリンカカリンカマヤ・・・・・あの格調高いロシア民謡のカリンカでした。

「かーりんかかりんかかりんかまや」なんだかややこしいなぁと思わる方も多いことでしょう。至って簡単なんです。このように「カリンカ、カリンカ、カリンカ、マヤ」と区切ればなんということもありません。калинка,калинка,калинка,моя

※マヤ(моя)は「私の」という意味があります。

この曲大変気に入ってまして特に名画を鑑賞しながら聞くカリンカは格別です。有名な曲なので大勢のアーチストが歌ってます。来日したこともあるt.A.T.u.タトゥも歌ってます。

ロシア民謡
Калинка カリンカ
イワン・ラリオノフ作曲 1830-1889(作曲家)
Ларионов Иван Петрович

カリンカ 楽譜

西條八十 作詞、童謡「かなりや」の一節・・・歌を忘れてカナリヤ・・・とどうしても混同しますが違います。

その他、果物の「カリン 花梨」と勘違いされる方もいらっしゃるようです。

ちなみにカリンカってこのような曲です。
レーピン、レビツキー、ネステロフ
バレリーナ
※もしリンク切れの場合はご連絡いただければ幸いです。

絵の真贋・平山郁夫

バブルの時、独立することになったといってお祝いにと頂いたいある絵。
押入れに20年間厳重に保管?

先だってこの社長のお宅に用事があって伺ったおり「うちに有名な学校の先生が書いた絵があるから見てご覧」とたいそう自慢気に言うので、はてどんな絵だろうと興味を持ちながら箱を開けサインは誰だろう有名作家だったらどうしようかと玉手箱をあけるような気持ちで見たら、絶句・・・。

額縁は普通の市販されている低価格用のデザイン額。

額縁の良し悪しで絵を判断していけないと思いつつ、あの有名な画家がこのような安い額縁を使うか?と、それがまず最初に受けた疑問。

顔色をさっしてか怪訝な顔をしながらちょっと聞いてきたので、ここはまずお約束事のようにすべきであると咄嗟に判断。絵を見るから虫眼鏡を容易して欲しいと願い出て、かなり時間をかけながら一応鑑定団の真似事をして、これまた絶句!!

昔は1.0あった視力も現在はだいぶ落ちてきたとはいえ、これを見逃すほど目は悪くなってない。虫眼鏡のおかげもあるが、網点が見えちゃったんです。いわばコピーした時のインクのドット。

さらにきわめつけは作家の印というのは余程の例外がなければ赤なのに、それが黒。

えっ、お葬式用の絵?心に余裕があればそういう冗談も言えたのだが、なにせ会社設立のお祝いに頂いた大切な絵だと伺っていたものでどうやってお話をしたらよいかと困ってしまいました。

あまりにもしつこく聞いてくるものでついついぽろっと・・・・。に・せ・も・の。

さすがに観念したか、帰り際に絵を上げるよと言われましたが丁重にお断りしてきました。

今あの東京藝術大学の学長を務めた日本画の巨匠、平山郁夫先生の絵はどうなったのか気になってしょうがありません。

平山郁夫 1930-2009
日本画家
東京藝術大学学長
文化勲章受章者
シルクロード、佛教に関わる数多くの作品を発表

口笛吹くと金がなくなる

坂本九の『上を向いて歩こう』は外国でもSUKIYAKIとして大ヒットしました。

曲の途中、坂本九が口笛吹いている音はなんとも心地よく聞こえてくるものですがこの口笛はロシアで「家の中で吹くと金が出て行く{お金が無くなる)」というのです。諺というよりお母さんから聞いたとかおばあちゃんが言っていたとかいうように昔から伝わってきている言い伝えもしくは伝承のようです。

日本では昔から伝わって聞いている、「貧乏ゆすりしてはいけない」とか「夜爪を切ってはいけない」というような言い伝えと同じでしょう。

国が違うと思わぬところで誤解も生じますが諺というのは戒めの意味も込められているので国を問わず参考になると思ったら耳を傾けるのも必要ではないかとひしひしと感じてきました。

ましてやお金が出て行くなんて!

 

クリムトのミクストメディア

クリムトの作品をミクストメディアという技法で真似て作った壁画オムジェ。、
化粧漆喰とアクリル、金で手がけたそうです。

照明効果もあってか黄色い絵の具がまるで仏教画でも見られる金箔を貼りあわせてあるような趣に演出されているところはなんともダイナミックな印象を受けます。

グスタフ・クリムはオーストラリアの画家で代表作には『接吻』など数多く残しています。

Klimt
エレーナ・クズネツォワ

ロシア料理

【ロシア料理色々】

ボルシチを作るにはまずビーツからと種を買って蒔いたものの失敗に終わりました。
やはり、ロシア料理は作るのではなく食べに行くものですね。

かれこれ何年経つのだろうか北海道に旅行に行った折、友達がウォッカ飲んだことないって言うので勧めてみました。グラスに出てきたウォッカをちょっと匂いを嗅ぎながらためらっていたので「ウラー、ウラーで乾杯。一気にやれば、大したことないから」とお勧めしたわけです。まぁこれくらいなら救急車を呼ぶようなことはないだろうと内心思いながらボルシチやシャシリクを食べてました。やはり強かったんでしょう、友達じゃなくてウォッカが。結局勘定の時は私が払う羽目になってしまいからかったバツだと今では良いアルバムの1シーンとなってしまいました。

ロシア料理にはザクースカと呼ばれる前菜があります。
次に2番めという意味のフタローエ肉料理がでます。
次に第3の皿という意味のトゥレーチエ、デザートになります。

ロシア料理にはボルシチ以外のスープにキャベツのシチーと魚のウハーがあり、シチューに似たビーフストロガノフ、パイのピローグ、油であげたピロシキ、壺のフタ代わりにパンがくっついたガルショーチク、焼き鳥の大きいバージョンのシャシリクロシアンティーを飲みながら黒パンを召し上がったりいろいろ。また一節にはロールキャベツもロシア料理に含まれるという人もいます。宇都宮餃子も真っ青になるほど美味しいペリメニ、これは水餃子と呼んだほうが相応しいかも。あとクレープに似たブリヌィなど。

ウクライナ料理
сало サーロ
豚の脂身を使った料理

※ロシア料理にお詳しい方のご連絡をお待ちしております。ご紹介および相互リンクも容易してます。

ロシア料理レシピ本

額縁には止め金具

表面に文字が書いてあるプラスチックプレートに両面テープを貼って壁にくっつけたお店のおばさんに一応「何年ももたいないんじゃない」と一言付け加えその後どういうことになるか様子を見てました。

やはり案の定半年くらいで少しずれその内徐々に下がり最後は想像通りポロンと落ちました。
両面テープでも屋外用ならまだしも、梱包用の両面テームは耐候性弱いので雨風には耐えられません。

最初からわかっていることでしたがどうしても合点しなかったので結果を見て悟ってもらおうと思って冷たいようでしたが黙って見ていたわけです。

プレートを例にとりましたが、高価な作品を飾るにはそれなりの絵の掛け方、絵の飾り方を覚えてなくてはいけません。金具一つとっても、材質に錆びにくい真鍮製やステンレス、錆びても良ければ鉄製とあり、用途に依って使い分ける必要があります。

絵の掛け方を描いてあります。

美術の先生とカンディンスキー

先生、ご無沙汰していおります、学生の時お世話になりましたといってアトリエのピンポンを鳴らしてからだいぶ経ちました。

入れていただいたコーヒーを飲みながら卒業の時のあれはどうしとか?先生の絵はまだありましたよとか懐かしい談義でひと時をすごしましたが、意外な言葉が出てきたのには驚きました。

カンディンスキーの影響をかなり受けたと・・・・・・。

これからの絵画は絵を描くだけじゃだめなんだ、絵の世界も珍しいものを始めないとと言って見せていただいたのがご自身が運営している美術会のメンバーの絵でした。

これは子供でも描けそうなんだけどだめなんだ、今こういうのを教えていると色々作品を見せていただきました。

森や海をまるで丸のようにデザイン化した表現は大変斬新に思えましたが、その先生も今は遠いところへ旅経ちました。

アトリエに掛けてあったズミの絵は今でも忘れらません。

ワシリー・カンディンスキー 
Кандинский Василий Васильевич
抽象画家

柳通りと骨董通り

明治通りや青山通りと都内に幹線道路は数多くあり大渋滞するほど混雑し往来も激しい道路。一方、銀座の柳通りと青山の骨董通りは流通の拠点とは言いづらいアーチスト、画廊、骨董屋とゆかりのある通りとしてすごく良い雰囲気を醸し出している謎のスポット。

柳通りについて少し思い出があります。
市谷の駐屯地から昔のフジテレビを左手に見て走る通りがあります。地名は市谷柳町。
護国寺の方から四谷に抜ける道を通る場合、柳町通りをまっすぐ行くと込んでないよと教わったことがあります。銀座柳通りと市谷の柳通りをいつも重ねて考えてましたがどうも間違って覚えていたようでした。
本当は「柳町の通りをまっすぐ」を「柳町通りをまっすぐ」と聞き間違いが原因ではなかったのかと当時のことを振り返っています。

骨董の分野は人気番組、何でも鑑定団による勢いを借りていることもあり人気があります。
絵画部門もこの地が日本の芸術の発信源としてさらに発展してもらいたいと思うのは美術芸術の分野を携わる人達の間でも高く関心を持っていくことでしょう。