ヨールカ祭り

昔、ヨールカは祭日のシンボルでクリスマスに教会の祭日のためにヨールカを飾った。
ソビエト時代、権力が教会に接しヨールカは新年のシンボルになった。

yoruka

ёлка ヨールカ
もみの木

ターナーで絵を描く

最近めっきりと見かけなくなった映画看板を描く画家。身近にも何人もおりましたが皆さん年には勝てず存命する画家はいなく悲しい限り。

そういえばその画家さん達、こぞってターナー色彩という絵の具を使っていた。ターナーというメーカーが出している塗料を使って描いた絵の特徴は水彩であるのにもかかわらず二度でも三度でも重ね塗りができることである。これが他の水彩色との大きな違いでなおかつ雨にも丈夫という優れた耐候性がある。

仕上がりは艶消しになり屋内で光を当てても反射しない。グラデーションも乾けばにじまないという特性があるので何度も納得がいくまで色をのせることができる。

さらにお得な気にさせてくれるのが塗料の缶である。缶の中には塗料の入ったビニールがあって缶が綺麗。

この缶に鉛筆や筆を入れていた頃が懐かしくなってくる。

ちなみにイギリスには、ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナーという19世紀に活躍した偉大な画家がいる。

 

きれいな色ときたない色

ここ数年途絶えていた山遊びを、年末だというのに先日行ってきた。
山の景色はもう華やかな紅葉から一転、澄み渡った青空なのに森の中はどんよりとした様子。
目的は友人の山に自然薯を堀りに行くこと。

この時期になるとつるは離れ探すのが困難なところ、そこはさすがは友人、自分の山だけにおおよそ検討はついているのか、あそこのもじゃもじゃっとした枯れた葉っぱの下を探せばあるとかそれは細いとかまぁ詳しい事。

そして、あの汚い色のつるの隣の綺麗な色のつるが自然薯だからそこを掘ってみると良いのがあるよとご指導。

ただ、そういわれてもピンとこなかったのが「汚い色」「綺麗な色」の違い。自然薯堀の度に聞いていた言葉なのに「なぜこういう表現をするのだろう?」と意味がわからなく考えこんでしまった。
少し経って確認のために汚い色って茶色?で、綺麗な色ってクリーム色?そうかなという返事。このそうかな?が注目すべきポイント。

帰り際に気づいたことは色のとらえ方の感性が全く違っているということを。

誰が見ても茶色とかクリーム色とか言うはずなのに綺麗、汚いというまったく感覚が違った表現をする背景は何かと自問自答した結果、職業柄そういう言葉を常日頃使っているんだろうという結論に達した。

そういえば彼の家は薔薇を作っていてそれもかなりハイレベルな賞も受賞したことがあるプロの中でもプロ。

あの綺麗な薔薇を見ていれば汚い綺麗色なを使うのも当然であると、色というのは見る人の心によってかなり作用されるものである。

またその効果は計り知れないので絵の具を選ぶときは特に注意しなくてはいけないのだと教えられました。

肉がつまったピロシキ

ピロシキ(пирожок)との出会いは毎週土曜日に買いに行った食パンのそばに自分ではメインと思っていたアップルパイより目立つ位置 にある油で揚げたパンを知ったときが最初でした。

もちろん当時はロシア料理定番であることも知らずまた興味がなくコロッケの気の利いた体裁のいいパン程度しか思ってませんでした。それが先輩か ら「ピロシキはなぁ、あれなんだよなぁ、漫才ではございませんが・・・滑ったの転んだの、あーだーこーだー・・・ほ言いながら、あそこのパン屋にあるだろう」なんて面白いことを言うので「あ そこ?」あ、納得。

それでピロシキに対する先入観が薄らぎ逆に興味を持ち始めました。

高級食材キャビア

高級食材と知られトリュフ、フォアグラと並んで世界三大珍味の一つ、あの黒いダイヤ、キャビアがあります。

有名な産地として複数の国に面したカスピ海があげられます。

キャビアはチョウザメという魚の塩漬けした卵なのですがその中でもいくつか種類があります。
ベルーガ(белуга)
オショートル(осётр)
セブリューガ(севрюга)
ちなみにある人に「キャビア好き?」と問いかけたら「何それ?」って返ってきました。チョールナヤイクラ(чёрная икра)でないと通じません。

ロシアでもキャビアは高く日本のイクラや筋子のようにそう気軽に食べられる食材ではないようです。

 

ロシアのお菓子

日本には銘柄がないと思っていた驚くべきロシアのお菓子。
店頭に並んでました。「ロシアケーキ」、「ロシアパン」、「シベリア」

正式な名前は知らなくても一度は口にしたことがあると思う昔からある甘いカステラと羊羹がサンドイッチのように並んだ格好のシベリアというお菓子。この如何にも寒そうな名前がついた菓子いったいいつ誰が名づけたか正体不明だが名前とは裏腹にふわっとして美味しい食感。恐らくこのシベリア菓子ほど名前と菓子が合わないスィートもないでしょう。

知り合いのお菓子屋さんにマトリョーシカの饅頭を作ってもらおうと思ってすでに2年が経ちますが、新規開発には時間がかかります。

ケーキにも何種類かあります
пирожное ケーキ
торт ケーキ
пряник ケーキ
кекс ケーキ
печенье ビスケット、クッキー
конфеты キャンディー
Мороженое アイス
пирог ピローグ(パイ)

動物の鳴き声

動物の声帯模写で有名な江戸家猫八という落語家がいることはご存知でしょう。聞き入ってしまうほど名人芸です。さてロシア語で動物の鳴き声を表すとこうなります。他に熊とかセイウチ、さらに他の動物も加えたいところですが現在のところあいにくこれだけです。

アヒル(утка)クリャクリャ кря-кря

ガチョウ(гуси)ガーガーガー га-га-га

犬’собака)ガフガフ гав гав、ボルゾイもこのように吠えるのかも

猫(кошка) мяу

余談ですがモスクワオリンピックの時、熊のミーシャが涙を流すシーンは話題を呼びました。

帽子、イヤーフラップ、ウシャンカ

これから全国各地、本格的な真冬に入りにつき若い人達や年配の方も含め防寒着も寒さを凌ぐ身に付ける服というだけでなくファッション性とも取り入れたセンスの良い着こなしをしている方が多く見受けられるようになりました。

ロシア帽でも日本では馴染みの薄いウシャンカушанкаというのがあります。耳まですっぽりと包まれた帽子。ウシャンカといわれてもピンと来ないでしょう、イヤーフラップといえば、あーなるほどと、お分かりになる方が多いかと思います。軍隊でも使用されている帽子です。

日本で知られていないまた普及しれいない理由はただひとつ、寒い冬と言ってもロシアに比べればまだ暖かく、必要性がないということになりますがこれを厚手にしなく薄くカラフルにファッショ製豊かにして販売すればかなりの多くの方に受け入れられると思うのですがこれはファッション性乏しい者の独り言になってしまうのは非常に残念になりますが・・・。

ロシア語で帽子のことをシャープカ(шапка)といい、つばのない帽子で英語でいうキャップ。

syapuka
一応毛皮のシャープカ

毛皮のロシア帽