銀座と金座

銀座は言わずと知れた高級クラブや美術品、絵画を扱う画廊が多い地域であることはご承知でしょうがさて金座とは何かと言われると大半の人は返答に困るでしょう。

偉そうに質問を投げかけた割には江戸時代に金貨を鋳造したところくらいしか知りません。

では、銀座のもとの意味はというとこれまた先ほどの金貨と同じく銀貨を鋳造したことが始まりだそです。

かなり余談ですが銀座をテーマにした曲には超有名な「銀座の恋の物語」「二人の銀座」や曲名不明の銀座の柳の下・・・云々とか銀座銀座銀座・・・云々などあります。

 

バカバカしい額縁の再利用

本当に苦労するのが古くなった傷だらけの額縁の処分の仕方です。

大きくて捨てるのに捨てられなく、いざ処分しようとすると愛着があってなかなか手放す気になれないといった方が多いことでしょう。

これ、実は裏ワザがあるんですよって言いたいところですがありません。

それじゃしょうがないんで、気むずかしいソビエト絵画よりもたまには気分転換にいくつかバカバカしい額縁の再利用を提案します。

※キャンバスとガラスを取った枠の状態であることが条件になります。

1)裏側に夏場の虫除けのネットを張る。

2)2枚あれば大工さんに頼んで敷居、鴨居を作ってもらって引き戸にするとか。

3)大きめのカレンダーがあれば裏側からボードを固定し手前にキャンバス代わりにカレンダーを貼れば立派な絵画に早変わり、多分。

4)以前、虫除けのCMでマトリョーシカ人形の格好をしたふくよかな女性3人がいましたが、虫除けのネットではありませんが金網に変えれば高級篩(ふるい)に早変わりします。

5)現実、四角じゃ無理なんですが、フラフープにするとか。

6)クラシック調の額縁は使いように依ってはピザ生地の型にするのは斬新かも。

 

綿(わた)と同じ発音する外国語がある

布団や服でいつもお世話になっている『綿』本当にお疲れ様と申し上げたいこの繊維、実はロシア語でも『わた』は『ワタ』と発音して日本と同じなんです。

ただ意味としてはロシアのワタの場合はあの白いふわっとしたものを意味するようで、植物の綿はХлопокフローポクとちょっと訛った発音になりましたがこうなります。

布地について触れたので触れたついでに話がだいぶそれますが油絵にはキャンバスを用いいますが、一方キャラコという洗濯のりがたっぷりときいた白い布があります。昔、この布地にペンキで文字を書いたことあります。大変書きにくく、にじみ苦労した経験があります。

Hermitageは隠れ家

弊ホームページの名前に使用しているエルミタージュ『Hermitage』。

昔使っていた古い英和辞典を紐解くと、「隠者のすみか、庵(いおり)、寂しい一軒家」とあります。

ギャラリーエルミタージュを開設したころはHermitageがフランス語だとは知る由もなく単に響きが良く絵画に合うだろうというくらいの気持ちでした。

話はそれますが例えば『庵』音読みでは『あん』、訓読みでは『いおり』、少しずつ漢字を覚えてきた友人に音訓の違いを説明するのには至難の業です。

 

 

 

絵画展で絵を掛ける場合一番目立つ位置

国立新美術館で日展の絵画展が開催され知り合いの作家もあるのでどれどれといった感じで鑑賞することがありますがどれも甲乙つけがたい作品ばかり。会場は広く作品も100号の大きいものばかり。

どこに掛けるのが一番よいかメインになるところは入口の付近とか受賞者はこの位置と決まっているようですがかつて絵画展で出品する場合どこに掛けたら一番目立ちますか?という質問をされた方がおります。万策尽きて出品者にしてみれば必死だったんでしょう。

その絵画展で一番メインとなる作家さんの作品の隣にさりげなく掛けてあれば否応なしに注目されるんじゃないですか、と当たり障りなくこのようにお返ししたことあります。

一にも二にも腕を磨くことでしょうね。

絵を見る時迷ったら額から外す

売られている絵を買うとき迷うのと同じ、額縁にも金箔や銀箔の額縁、アンティーク調の額縁そして色も艶が消してあるものや艶有りなど多種多様、選ぶのもかなり苦労します。

絵を買う場合の立場としては額縁に入れられている絵を見るとみんなよくなってしまいます。

それもそのはず絵をみるというより額縁を見てしまうからです。

経験豊富な画廊さんの意見も取り入れながら、もし作品を選ぶのに迷いがあった場合は一旦額から絵を外して絵だけを見るのも良いかと思います。

すごく極端になりますが、100号くらい大きな絵になると額が無くても立派でしょ、それと同じだと思った方がいいと思います。

逆に額縁を買う場合は絵をはめて確認するとまた違った見方が生まれるでしょう。

絵のクリーニングにはジャガイモ

古い埃をかぶった絵を元通り綺麗にするには当然のことながら專門の修復家に頼むのが一番の良い方法ですがあるとき日頃お世話になっている櫻井先生がヤニをとって綺麗にしてあげるっていうので、「来るときジャガイモを1個買ってきてくれ」っていうのです。

クリーニングした後はカレーでも作るのか、しかし人参や玉ねぎはどうするの?肉は頼まれてないしと不可解に思いながら先生のお宅におじゃまし、まぁとりあえずそばにいて指図通り動けばいいやと心に決めて用を言いつけられるのを待ってました。

そしたら、どうしたと思います?

いきなり大根おろしにジャガイモをすって、それをふきんでつまんで絵にこすり始めたんですね。

「どうだ、ヤニが少しづつとれてきただろう」と、よく見ると、かなり色褪せをしヤニがついて黒ずんでいた絵がみるみるうちにかなりの明るさを取り戻し始めたのには驚いてしまいました。

先生ご自身の作品だっったので別にどおってことはありませんでしたが、決してお勧めできるやり方ではありませんのご注意ください。

バルチック艦隊の故郷

ラトビア共和国リエパヤ港を出発した当時世界最強の海軍バルチック艦隊、そして一方待ち受ける東洋の小国日本は東郷平八郎率いる連合艦隊。

これ100年前の話でアートや画廊の話とはまったく無関係ですが昨日、NHKのドラマ「朝の画廊」をとりあげたので今日も昨日に引き続きドラマについて少し触れてみました。

負けた側にも配慮をした振る舞いは今も通じることで、仕事に置き換えるとただ売るというのじゃなく必死に描いた画家の気持ちを察するとその絵をいかに大切にしていただくことを考えるのも画廊の役目ではないかと思います。

小説「坂の上の雲」
東郷平八郎元帥
乃木希典大将

旧公式名はリバヴァ
Лиепайский порт

 

気に入った絵を探すには画廊でしょう

今、売買されている油絵または版画やリトグラフを含めて実に多くの絵画が存在する中、自分の気に入った絵を探すのは長期の根気の入る作業になってしまいます。

それこそこの作業を誰かに頼みたいとそう思うはずです。

それで画廊というお店が一役買うわけです。

フランス絵画の得意な画廊さん、イタリアの画家はお任せという画廊さんと、とにかく一流の画廊さんが日本には多くあります。

こういった專門家のアドバイスを受けながら自分の予算に合った作家を見つけるのがまずはよろしいかと思います。

 

修道院と教会は別でした

神社をお参りしお寺にもお参りする者からみて修道院と教会は同じものだと思っていたのは大変間違いであったことを知りました。

よく考えてみるとお寺にはお坊さん、神社には巫女さんがいてその役割は全く違うことを考えれば修道院と教会が違うのは当たり前。

修道院(монастырь)とは大きな町を形成してその中で一緒に住んでいる人がいて、そして一方教会(церковь)は単に礼拝するところであると。

修道士(монах)と修道女(монахиня)は修道院から報酬はないようです。

聞いてみるものです。