稚内公園から見たサハリンと氷雪の門

日本の陸地からロシアが見える場所といえば唯一ここ北海道稚内市から望むサハリン(樺太)しかないでしょう。

地図で見ると43キロくらい、間宮林蔵も宗谷岬から樺太に向けて出発した地でもあるし日本で一番近い外国ではないかと思われます。

この稚内でも年間を通してサハリンを見ることができる日はそう何日もないそうです。

その数日しか見ることができないサハリン島の島影を見ることができたのはただ運が良かっただけではないなぁと今でもそう感じています。もし一ヶ月くらい滞在していれば別ですがたまたま旅行で見るというのは至難の業らしいです。

写真では島影は見えませんが、かつて見たことがある映画「氷雪の門」での1シーンそのものでした。

もしキャンバスがあれば絵を描くことを掻き立てさせられてしまうほどの絶景です。

映画「氷雪の門」とは敗戦濃厚の末期、突如としてソビエト軍が攻めてきたことによって、樺太の真岡にある電話局で全員退去の命令がでているのにもかかわらず、交換手として逐一ソビエト軍の動向を伝え最後まで使命を全うした女性交換手達の物語です。

キャスト
南田洋子、藤田弓子、岡田可愛他豪華キャスト

最近では東北大震災の時、町の防災無線で必死に住民に避難を呼びかけて亡くなった宮城県南三陸町の女性職員が浮かびます。尊い気持ちは大切にしなければなりません。

hyosetsumon
氷雪の門

karahuto
稚内公園から見たサハリン(樺太)

otomezo
九人の乙女の像
「皆さん これが最後です さようなら さようなら」

nankyokutaro
映画「南極物語」に出演したタロ、ジロのどちらかの1頭で現在ただ生存している犬であるとガイドさんがそのような話をしていたので記念に撮った1枚です。
※映画「南極物語」
主演:高倉健、タロ、ジロ

【名所】
稚内市開基百年記念塔・北方記念館

樺太(サハリン Сахалин)

ロシア人の寿司(スシ)

ロシアでも人気のある「スーシー」好きですか?って聞いたらそれは英語でしょ、ロシア語では「 シ 」っていうんだよっていうので、こっちは、はぁ~?なーに?でした。

よくよく聞いてみたら最後の「シ」は少し下がって発音するのが正しいスシの発音だったようです。

正しい日本語は外国人に聞くのがベストですね?

суси суши

 

 

リアリズムの巨匠グレミツキフがメディアで紹介

ギャラリーエルミタージュでソビエト絵画の巨匠ウラジーミル・グレミツキフの作品を紹介してますがご子息アレクサンドル・グレミツキフがこのたびロシアのウラジーミルで所蔵している作品の個展を開催したという知らせをいただきました。

父ウラジミール・グレミツキフをはじめリアリズムを追求した画家たちの作品が出品されてます。
数多くのメディアで取材を受けているグレミツキフと作品が取り上げられています。
この中のいくつかはギャラリーエルミタージュでも掲載させていただいている作品がございます。
ごらんください。
http://www.vladtv.ru/society/47132/

http://zavladimir.ru/?p=13578

http://33live.ru/novosti/20-11-2013-kollekciya-zhivopisi-aleksandra-gremitskix-vo-vladimirskom-vystavochnom-centre.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

http://www.vladtv.ru/society/47245/

http://www.6tv.ru/news/view/21006/

ロシアバレー長身ドミトリー・ムセルスキー選手

218㎝だそうです。

友達の大工だと恐らく背の高さは7尺6寸、天井をもう少し高くしないとつかえて不便だろうな、リフォームする時は当店にてお願いしますくらいのことは言うかもしれないくらいほど背が高い選手です。

どういう部屋に住んでいるのか背が高いことで不便さを感じないのか心配をしますがもっと心配しなくてはいけないのが日本バレーバール選手との身長の差による攻撃力。

これだけの高さからボールを打ち込まれればさすがの日本バレーも脅威になります。

今回かなり善戦はしたものの力及ばす敗戦でしたが日本選手の力量は十分世界に通用します。

頑張ってください。

ワールドグランドチャンピオンズ杯

 

モンドリアンとカンディンスキーそれともマレーヴィチ?

国立新美術館で12月23日までクレラー=ミュラー美術館所蔵作品展が開催されてます。

見どころとなる名作はゴッホをはじめとするスーラ他、数多くありますが恐らく一度見れば二度と作品を忘れないだろうと思われう絵がピート・モンドリアン《赤と黄と青のあるコンポジション》ではないかと思います。

友達の大工さんが巧みに差し金を使って板に作図してる姿はまさにモンドリアンのようです。

もちろん友達にモンドリアンといっても、はぁー?でしょうけどね。

このモンドリアンと同じような作品を残した奇才な画家がロシアにいます。

カンディンスキーとマレーヴィチですが、いずれも世界に誇れる巨匠です。

カジミール・マレーヴィチのとても気品ある淑女を描いた並木通りは奥のほうからざわざわした声が聞こえてくるのかと思えるほどです。
もういっぽう、ワシーリー・カンディンスキーはがらっと見方を変えて一つ一つ作品を見るのではなく、作品全部をまとめて一つの絵として見たらこれまた大変調和がとれているなと思ったほど新鮮さが伺えます。

ガガーリンの地球は青かった

若田光一さんがソユーズ宇宙船(TMA-11M)でバイコヌール宇宙基地から飛び立ったことは各種報道で知られてますがその昔ソビエトで人類初の有人飛行に成功したガガーリンがいましたが彼の言葉で「地球は青かった」という有名なフレーズがありますがこれはちょっと違うようです。

ロシア人のどなたに尋ねてもガガーリンの有名な言葉は何と質問すると決まって「パイエハリ」と返ってきます。

日本でいうと、さぁー、出発しようかという簡単な言葉なんですが、自動車を運転するような軽さが受けたのかこれが一番有名だそうです。

その他に、もう一つ有名な言葉あるっていう人が言うんです。

それは何って尋ねたら「地球は小さかった」ですって。

まぁ、月まで行っていたら小さく見えるでしょうけどね・・・・。

リンゴの木の花

apple
アレクサンドル・ズラトキン
「りんごの木の花」
1954年生まれ サンクトペテルブルクの画家。

この画家の展示会に行った時、特に印象に残った絵があるとのことで「りんごの木の花」の画像をいただきましたが見る側が題名通り理解するのは難しいものです。

昔、長野のアップルロードの直売所によってりんごを値切った記憶があったっけかなぁー程度の思い出しかなく花はみたことありません。

この場合雪がないのでこれから暖かくなる春先と考えてみるとこの白い花が寒い時期の真っ赤なりんごに変わるのかと思うとその移り変わりがいやに想像を掻き立てられます。

余談ですがリンゴはロシア語でяблоко、ふじとサンふじどちらもお気に入りしかし最近見かけないインドリンゴはどこへ行ったか、そして戦後大ヒットした並木路子のリンゴの唄は日本復興の原動力。

リンゴってすごいんです。

 

ロシア語になった日本語

ロシアから来た言葉で日本語になった代表的なのがイクラがあります。

逆にロシア人の間で日常使われるようになった日本語でアニメ、カラオケ、スシなどがありますが最近はNetsukeネツケという言葉も知られるようになりました。

余談ですがたまに「スゴイ」を使う人もいます。

ロシア人の間でも日本建築が話題になってきて現在の経済状況を見てかなりの日本建築に対して投資が期待されるのかと思っていたらこれが全く勘違いでNetsuke「根付」という言葉で知りませんでした。

建築用語で「根太」と言葉がありますがこれと混同してました。

日本に興味のあるロシア人から見た日本というのは我々日本人が創造もしてないような分野で興味を持つものだということを考えさせられました。

コンスタンチン・ロムイキン

オデッサ美術学校卒業のロムイキン。

普段こってり系のラーメンを食べているのになぜか今日は支那そばにしようかとかられる雰囲気を持った画家はないものかと思ったところ巨匠ロムイキンがふっと浮かびました。

ギャラリーエルミタージュの中にも記憶にとどめて置かなければならない重鎮の名前。

彼の作品には舞台に登場する前の緊張したバレリーナの瞬間を捉えた作品が多く見受けられます。

風景画にしても一見単調にも思える筆致ですがやはりこれも写真ではない一瞬を的確に表現をしているものだと改めて感じさせれらる良い作品を残しております。